どういうわけか旅行に行くとホテルによく忘れ物をします。
それも遠方に行けば行くほど。
初めてのひとり旅ではライブグッズのリストバンドを、その次はスマホの充電コード。
勉強会で宿泊した時はネックレスを忘れました。
ホテルではないけれど、広島一人旅の記事で書いた帽子。
どうして私はこんなに物を忘れるのか?
忘れる時は決まって、完璧に忘れ物が無いと確認した時です。
(私の心の声)
あれ入れた。これも入れた。
時計持った。
ネックレス付けた。
指輪付けた。
うん、大丈夫!
ホテルをチェックアウトし、ライブ会場で時間を潰していました。
(私の心の声)
今日も暑そうだな。
ふと左手で右手の指を触りました。
付いているはずの指輪が無いのです。
(私の心の声)
あれ?
指輪付けたはずなんだけど?
無いー‼︎
どうして?なんでなんで?
付けたじゃん‼︎
朝の記憶を辿ります。
(私の心の声)
確か忘れ物を確認したよな。
時計もネックレスも指輪もちゃんと付けた。忘れ物は無かったはず。
うーん?
あ!!
出て来る直前に日焼け止めを塗った事を思い出しました。
(私の心の声)
よし行こう。
でもちょっと手がベトつくから手を洗って行こう。
その時に指輪を外し、ベッドに置いた事を、得意の動画的記憶力を使って思い出したんです。
(私の心の声)
確かに外した。そして付けた記憶がない。
その指輪は19歳の時に父親にこれまでの人生で一番お願いしたくらい、お願いして買ってもらったものだったんです。
私の記憶する限りで親に誕生日プレゼントをもらったのはこの時だけです。
その当時、私の周りでは19歳の誕生日にシルバーの何かをもらうと幸せになれるという都市伝説が流行っていました。
4月生まれ、5月生まれの友達は両親にシルバーリングを買ってもらっていました。
同じアラフォー独身女性のあなたの周りでは、こんな都市伝説聞いた事がありますか?
(19歳の私の心の声)
どうしてみんな親にすぐ買ってもらえるの?
みんなすごいなぁ‼︎
私は両親、特に父親と話しをする事が苦手でした。(今も苦手ですよ。今以上に苦手でした。)
父親に高価な物を買ってもらうなんて怖くて言い出せません。
たまたま大学が休みで自宅に帰省した時です。
(19歳の私)
「ねえ、お母さん。みんな親にシルバーリングを買ってもらってるんだ。
19歳にシルバーの物をもらうと幸せになれるんだって。
私も欲しいんだけど。」
(当時の母親)
「お父さんに言ったらいいじゃない。」
(私)
「えー!!
言えないよ。無理だもん。」
(当時の母親)
「なんで?自分で言いなよ。」
たまたま家族で量販店に買い物に行った時です。
(19歳の私の心の声)
あ、ティファニーのアトラスリング!!
可愛い❤︎欲しい!!
小学生の時に『ローマの休日』を観て以来、オードリー・ヘップバーンの大ファンになりました。
その時『ティファニーで朝食を』という映画タイトルを思い出しました。
あ、『ティファニーで朝食を』は観ていません。
(19歳の私の心の声)
これしかない!今しかない!!
(19歳の私)
「お父さん!私誕生日プレゼントにこのティファニーの指輪が欲しいの!!」
(当時の父親)
「こんな高いの買えるわけないだろう。」
さすがはティファニーです。シルバーで、しかも正規店でないにしろ、19歳の普通の女子大生に簡単に買ってあげると言える金額ではありません。
(19歳の私)
「お願い!お願いお願いお願い!
みんな親にシルバーリング買ってもらってるよ!
ねぇ。本当に本当にお願い!!」
これまでまともに父親と話しなんてしなかった私が、幼稚園児のように駄々をこねました。
今思うと、当時は拒食症だったので『絶対に買ってもらわないとダメだ』という強迫観念にも似た感情があった気がします。
私の渾身のお願いに根負けした父親が買ってくれた指輪だったんです。
話しが長くなってしましましたね。
そんな指輪を無くしたなんて💦
(私の心の声)
とりあえず、ホテルに電話。
ホテルに電話して内容を伝えると、折り返し『ありました』と連絡が来ました。
翌日取りに行くと伝えて、ちゃんと取りに行きました!
(私の心の声)
よかったぁ。
さすがに指輪は取りに行かないと!
これ無くしたらあんなに駄々をこねた事が水の泡。
自分でも不思議なくらい忘れ物が多いんです。
ちゃんと確認する方が忘れ物をするなんて、もうどうしようもない。
不安になるからマイナスの波長を出しちゃうのかな?
それとも大丈夫と思っていてもやっぱり忘れ物をしちゃうのかな?
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今回はこれで終わりますね。
深田静香でした。また来ますね。